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【Day 2】体重だけでなく「ライン」も意識してみませんか?
皆様、こんにちは。「Smart Smart」トレーナー、理学療法士の光野です。
これまでの記事で、「-400kcal達成のためのPFCパズル」など、食事のシステムについてお伝えしてきました。
いよいよ次回から実践のデータをお見せしていくのですが、その前にもう一つだけ、皆様にどうしてもお伝えしておきたい「大切なマインドセット」があります。
それは、「ダイエット」と「減量」は全くの別物であるということです。
【プロの視点:数字を追う「減量」と、鏡を見る「ダイエット」】
格闘家(ボクサーや柔道家)が行うのは、階級別の計量をパスするための「減量」です。
彼らはただ体重という「数字」を落とす作業のために、極限まで水分や食事を削ります。
しかし、我々一般人が求めているダイエットの本当の目的は、数字ではありません。
「他者からの視線」や「鏡に映る自分に自信を持つこと」という、形態的な変化であるべきです。
体重が落ちても、筋肉が落ちてシワシワになったり、姿勢が悪く老けて見えたりしては、成功とは言えません。
【プロの視点:体重計には映らない、男女の「黄金比」】
洗練されたシルエットを創るためには、体重よりも「比率(バランス)」が重要になります。
理学療法士・トレーナーの視点から、男女それぞれの理想の指標をご紹介します。
■ 女性の黄金比:WHR(ウエスト÷ヒップ)=「0.7」
女性のボディラインにおいて、世界共通で最も理想的とされる絶対的な指標です。
「とにかく体重を減らしたい」と食事制限だけで痩せようとすると、お尻の筋肉まで削げ落ちてしまい、ヒップが垂れたズンドウ体型になってこの「0.7のくびれ」が崩れてしまいます。
女性らしい曲線を創るには、体重を落とすだけでなく、スクワット等でお尻のボリュームを育てる(足し算する)作業が絶対に必要不可欠なのです。
■ 男性の黄金比:引き締まった腹部と「逆三角形」を創る指標
男性の場合は、内臓脂肪のない引き締まった体幹と、逞しい逆三角形(Vシェイプ)が基準になります。
以下の比率が理想とされます。
-
- WHR(ウエスト÷ヒップ):理想は「0.85〜0.9」
内臓脂肪がなく、体幹(お腹周り)が引き締まっているかを示すベースの数値。 - SHR(肩回り÷ヒップ):理想は「1.3」前後
肩幅の広さとヒップの対比。 - アドニス指数(胸囲÷ウエスト):理想は「1.3〜1.4」
胸板の厚さとウエストのメリハリ。 - SWR(肩周り÷ウエスト):理想は「1.6」前後
ダイレクトな逆三角形の指標。
- WHR(ウエスト÷ヒップ):理想は「0.85〜0.9」
【本日のリアル:私の「ドラム缶体型」を黄金比で分析する】
ここで、私のスタート時(1月23日
)のリアルな身体データを公開し、これらの黄金比と比較してみます。
- 体重 78.3kg
- 体脂肪率 18.2%
- 肩回り 115cm
- バスト(胸囲) 105cm
- ウエスト 92cm
- 下腹部 97cm
- ヒップ 101cm
これらを比率に当てはめると、現状は以下の通りです。
- WHR(ウエスト÷ヒップ):0.96 (理想:0.85〜0.9)
→ ウエスト周りがヒップとほぼ同じ太さ。 - SHR(肩回り÷ヒップ):1.14 (理想:1.3前後)
→ 肩回りのボリュームが圧倒的に足りない。 - アドニス指数(胸囲÷ウエスト):1.14 (理想:1.3〜1.4)
→ 胸板が薄く、ウエストとのメリハリがない。 - SWR(肩周り÷ウエスト):1.25 (理想:1.6前後)
→ 逆三角形にはほど遠い。

お恥ずかしい話ですが、すべての指標において理想からかけ離れた、寸胴な「ドラム缶」のような体型からのスタートでした。
このドラム缶を洗練された「逆三角形」にするためには、ただ体重を減らすだけでは絶対に辿り着きません。
だからこそ、私のメニューにはカロリー消費目的ではなく、「肩と背中(広背筋)のボリュームを増大させるためのウエイトトレーニング」を戦略的に組み込んでいます。
腹部の脂肪(WHR)を削ぎ落としながら、肩と背中(SHR・アドニス指数)の分母を大きくして相対的なライン(比率)を創り出す、彫刻のような作業なのです。
【プロの視点:横からのシルエットを「凛と」若々しく保つゴールデンライン】
これまで正面からの比率についてお話ししましたが、人間の体は平面(写真)ではありません。
もう一つ極めて重要なのが、横から見たときの「姿勢(立体的なシルエット)」です。
理学療法士の世界では、横から見たときの理想の立ち姿を示す「ゴールデンライン(重心線)」という指標があります。
これは、「耳たぶ → 肩の先端 → 足の付け根 → 外くるぶし」が、地面に対して垂直な一直線に揃っている状態です。
年齢を重ねると、どうしても背中が丸くなり(猫背)、頭が前に出て、この凛とした一直線と背骨の「S字カーブ」が崩れてしまいます。
骨格の配列(アライメント)が崩れると、背部の筋肉の出力が落ち、お腹がぽっこり出て一気に老けた印象になってしまいます。
これでは、いくら体重を減らしても洗練された若々しさは手に入りません。
この丸まった背中をリセットし、年齢を感じさせないゴールデンラインを取り戻すには、「胸椎部(背骨の胸のあたり)の伸展」を促すアプローチが不可欠です。
私のトレーニングメニューでは、ただ重りを上げるだけでなく、デッドリフトなどで胸椎をしっかり反らす(伸展させる)種目を組み込んでいます。
体重計の数字を減らすためではなく、背筋をスッと伸ばし、姿勢そのものを凛と引き上げるライン作りを行っているのです。
【結びのメッセージ】
体重計の数字を1kg減らすために絶食するよりも、お尻や肩の筋肉を少し付け、背筋(胸椎)をスッと伸ばすだけで、人は劇的に若々しく、洗練されて見えます。
体の仕組みを知り、戦略的にデザインしていけば、年齢は関係ありません。
ただの数字合わせではない、大人のための賢いボディメイク。
次回からは、この設計図とマインドを持って挑んだ「1月下旬からの実践記録と体の変化」をいよいよ大公開します!
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